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nofrills/共訳書『アメリカ侵略全史』作品社 10月30日
ケン・ローチに関する日本語訳がふわっとした感じにされてる件、私も感じることがあって、日本語圏で提示されている「巨匠ケン・ローチ」からは「ガチの社会主義者」っていう面が抜けちゃってるんですよね。「商品」として整えるために意図的に抜かれているのかもしれない。
nofrills/共訳書『アメリカ侵略全史』作品社 10月30日
返信先: @nofrills
さっきドキュメンタリー映画『ヴァーサス/ケン・ローチ映画と人生』見たんだけど(Amazonと楽天でオンライン・レンタルあり )、ローチの盟友たるプロデューサーのトニー・ガーネットが、1969年のTVドラマ "The Big Flame" について説明する場面で…
nofrills/共訳書『アメリカ侵略全史』作品社 10月30日
返信先: @nofrills
…「港湾労働者たちがストライキを行い、ソヴィエトを宣言する」という話をしているのに、字幕がなぜか「労働者が改革を求めて港に居座る」という話になってた(添付画像)。ちなみに、ガーネットの説明の中に「ソヴィエトを宣言する」というフレーズは2度出てきている。つまり無視できない重要な概念
nofrills/共訳書『アメリカ侵略全史』作品社 10月30日
返信先: @nofrills
この字幕のタチが悪いと思う理由は、「改革」(英語ではreform)という表現は現在の一般的用語としては、労働者ではなく経営側の用語として定着しているということ。そしてローチ本人はガチで「労働者階級vs資本家」という《物語》を信じていて、その上で50年にわたって作品を作り続けてきたということ
nofrills/共訳書『アメリカ侵略全史』作品社 10月30日
返信先: @nofrills
ケン・ローチは「弱者の側に立つ信念の人」というゆるふわなレッテルが貼られていることを知ったら、物静かに激怒するんじゃないかなと思います。「Jimmy's Hallで引退する、目も見えないし限界」としていたのを撤回しI, Daniel Blakeを作ったのは、2015年の保守党圧勝で黙ってられなくなったからだし
nofrills/共訳書『アメリカ侵略全史』作品社 10月30日
返信先: @nofrills
ケン・ローチ自身は労働者階級の出で(お父さんは機械を作る工場の職人)、頭がよかったからというより勉強をがんばったからグラマースクール(大学進学が前提の高校)に進むことができて、そこからオックスフォード大に行った。最初は弁護士になるつもりだったのが、演劇にはまって今の道に。
nofrills/共訳書『アメリカ侵略全史』作品社 10月30日
返信先: @nofrills
1936年生まれ。お父さんは保守党支持で(working class tory)、本人も高校時代は "vote Conservatives" って言ってたクチだとか。ドキュメンタリー『ヴァーサス』ではその辺もたっぷり語られているので、是枝監督経由で最近ケン・ローチ知った人はもちろん英国社会に関心がある人には見ていただきたい
nofrills/共訳書『アメリカ侵略全史』作品社 10月30日
返信先: @nofrills
ケン・ローチは最近TVなどで発言しているので、Twitterでもときどきわだいになってる。直近のは (BBCのヴィクトリア・ダービーシャーというキャスターの番組)
nofrills/共訳書『アメリカ侵略全史』作品社 10月30日
返信先: @nofrills
そうそう、映画『ヴァーサス』でケン・ローチについて語る人々のひとり、70年代までローチとよく組んでいたプロデューサーのトニー・ガーネットが「ケンも僕もどん詰まりの労働者階級の出だが、教育機会を得て脱出できた」と語っています。他方、ここ日本では文科大臣が「身の丈」発言でしどろもどろ。
nofrills/共訳書『アメリカ侵略全史』作品社 10月30日
返信先: @nofrills
教育機会を得ることができたということを「幸運だった We were lucky」と言ってるんです。そしてその「運 luck」に恵まれなかった多くの人のことを思っている。それも口先だけでなく。彼らのそのような活動は実際に当時の労働党政権にまで届いていたそうです。いわば「一介のテレビマン」の考えが。
nofrills/共訳書『アメリカ侵略全史』作品社
これ見てて気づいたんですが、ケン・ローチを高く評価するのは、英国の主流ではなく、欧州なんですよね。英国の主流(=右翼)メディアはタブロイドもブロードシートも、ケン・ローチはこきおろすのがデフォ。メディアにしてみれば、「あんなのを評価する大陸は、我が国に敵対する左翼」なのかも。